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簡単!マクロ講座

第29回〜フォーム-チェックボックス〜

 前回は難しくちょっと面倒だったですか?
 具体的なことがあまり見えてこなくて理論っぽくっておもしろくないかもしれません。でも,いまはフォームをどうやって使うかの基礎をやっていますので,あとからになって見直してみようというくらいの気持ちでやってみてもらうとよいと思います。
 実際に何か作ろうとしたときに,コンボボックスの表示の仕方を探そうと思ったら,コンボボックスの回を見たらすぐに解決です。ご利用下さい。

 さて,今回はチェックボックスの使い方です。
 チェックボックスとは,四角い穴をクリックするとチェックが入ったり消えたりする,よくパソコン画面上で見かけるあれです。あれを自分で作ってしまおうというわけです。
 用途は,チェックボックスにチェックがあったらセルに1を入力し,チェックがなかったら2を入力し,エクセルのシート上で1や2が入ったセルを利用して場合分けをするといったように使います。具体的にはもう少し後の回で実際に現場の使用方法を例をあげてやりますので,今回はこんなもんだという程度でやってみてください。

 前回に引き続きエクセルファイルを開いてユーザーフォームにチェックボックスをつくります。
 つくりかたはボタンと同じ方法です。ツールボックスに□のようなアイコンがありますのでそれをクリックし,ユーザーフォーム上でドラックしてみてください。
 下絵のようにチェックボックスができましたか?
 チェックボックスはできたらこれをどのように利用するかが課題です。
 今回はチェックが入っているかどうかをメッセージボックスを利用して表示する方法で試してみましょう。

 UserForm1のコードを表示し,前回つくったコードに次のように追加してください。
****************************************
Private Sub CommandButton1_Click()
Sheets("sheet1").Range("b2") = UserForm1.TextBox1
Sheets("sheet1").Range("b3") = UserForm1.ComboBox1

1 チェック = CheckBox1
2 If チェック = True Then
3 MsgBox "チェックが入っています"
4 End If
5 If チェック = False Then
6 MsgBox "チェックしてないよ〜"
7 End If

End Sub
****************************************

 追加したのは1-7の行です。
1-チェックという変数にCheckBox1の中身をいれる。CheckBox1の中身というのはTrueとFalseのどちらかです。
2-もしチェックという変数にTrueが入っていたら
3-メッセージボックスで「チェックが入っています」と表示する。
4-2行目からのIf式終わり
5-もしチェックという変数がFalseだったら
6-メッセージボックスで「チェックしてないよ〜」と表示する。
7-5行目からのIf式終わり

 実行してみてください。チェックの有無でメッセージボックスの言葉が変わります。
 どうですかそんなに難しくはないでしょう?
 ポイントはCheckBox1の中身というのはTrueとFalseでそれをチェックという変数に一旦いれているところです。
 チェックという変数は私が勝手につけただけなのでみなさんは自分で好きなわかりやすい言葉をつけてもかまいません。

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