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簡単!マクロ講座

第7回〜使えるマクロ1〜

 前回でマクロを自在に編集できるようになりましたね。
 いままではツールバーにあることをマクロでやったらどうなるか試しただけですので,あまり役に立つようには思えませんでしたよね。
 今回はちょっと役に立つことをやってみましょう。

 エクセルではよくセルの結合を使います。
 表の見た目をよくしたりするのに重宝する機能ですね。
 セルの結合もツールバーのアイコンをクリックすると即座に結合しますが,今回はエクセル2000のツールバーにはない「結合の解除」をマクロでやってみましょう。(ちなみにエクセル2002では簡単にできるようです。)

   新しいブックを開き,次の手順でやってみてください。
@A1のセルに「あああ」と文字を入力します。
AA1とA2を選択し,ツールバーの「セルの結合」ボタンをクリックし,A1とA2のセルを結合させます。(ここまでは事前準備です。いまから結合の解除をやります。)
BA1を選択します。
Cメニューバーの[ツール]-[マクロ]-[新しいマクロの記録]を選びます。
D「マクロの記録」の画面が出ますので,そのままで[OK]をクリックします。
Eメニューバーの[書式]-[セル]を選び,セルの書式設定の「配置」タブを選び,「セルを結合する」のチェックをはずします。
Fエクセル画面のそのへん?に出ている「記録終了」の■ボタンをクリックして記録を終了します。(見えにくいかもしれませんので探してください。)

 これでセルの結合を解除するマクロが記録されました。
 第3回でマクロの記録をやりましたがこの復習ですね。
 このようにして,同じ操作を繰り返さなければならないときに,1回マクロに記録しておき,それ以降はマクロの実行で処理するとはやいのです。

 「マクロの実行するのにいちいちメニューバーから選ぶのは面倒くさい!」と言われる方,ごもっともです。
 いい方法が二つあります。

1.[Alt]+[F8]を押すとマクロの実行画面が即座に表示されます。
2.先ほどの手順でCを選んだ後に「マクロの記録」画面で「ショートカットキー」という欄がありますので,そこに「q」と入れてみてください。
 これをすることにより,いま記録した「セルの結合解除マクロ」は[Ctrl]+[q]というキーボード操作により実行できるようになりました。


 こういったキーボードの組み合わせによる操作を「ショートカット」などと呼びます。
 先ほどのセルの結合解除マクロを作ってみてください。
 (ここで[q]を選んだ理由は,エクセルには既にいくつものショートカットキーが登録されており,これと重複しない方がいいかなという配慮です。)

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