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簡単!マクロ講座
第9回〜マクロの記録ダイアログボックス〜
いままでマクロの自動記録を何度かやってみました。
「マクロの記録」の画面でそのまま「OK」ボタンをクリックしていました。
今回はこの「マクロの記録ダイアログボックス」について簡単にご説明します。
ウィンドウズでは何かの処理をするときに,人が[OK]や[キャンセル]をクリックして指示をしてやるまでは呼び出し元のアプリケーションのウィンドウに戻れないようなことがあります。「ユーザーからの確認を求めるために対話(Dialog)する」という意味で「ダイアログボックス」と呼ばれています。
「マクロの記録ダイアログボックス」には@マクロ名,Aショートカットキー,Bマクロの保存先,C説明,の4箇所入力するところがあります。
@のマクロ名は後からマクロの実行をする際に自分がわかるような任意の名前をつけます。
Aのショートカットキーは第8回で練習したとおりです。
Bのマクロの保存先は,今から記録するマクロをどこに保存するかを指定します。
今までの練習ではここはそのままでしたから,「作業中のブック」となっていました。
これを「個人用マクロブック」にすると,ここで記録したマクロは次にエクセルを使うときにはどのブックを開いても使えるようになります。
いつもやる作業があれば,一度マクロの記録で「個人用マクロブック」に記録して,次からはショートカットキーで「ワンタッチ」という便利なことができるのです。
Cの説明は,後からマクロを見たときに何をやったのかわかるようにコメントを残すことができます。
個人的には,みんなの共用のパソコンでは「個人用マクロブック」に保存しない方がいいと思っています。
自分専用であれば自分が知っているからいいのですが,共用のパソコンでマクロを登録した人以外の人が使って「なんでこんなことになるの?」といったことがあってはいけないからです。
それと,ショートカットキーはよく考えてつけないと,[Ctrl]との組み合わせのショートカットキーが標準でいくつか決まっていますので,マクロでショートカットキーを登録するとマクロで登録した方が優先されてしまいます。
[Ctrl] + [ ]のショートカットキーをいくつか紹介します。[Ctrl]キーを押しながらいろいろなキーを押してみてください。
[Ctrl] + [1]---------セルの書式設定
[Ctrl] + [A]---------ワークシート全体を選択
[Ctrl] + [B]---------太字
[Ctrl] + [C]---------コピー
[Ctrl] + [D]---------上のセルをコピー
[Ctrl] + [F]---------検索
[Ctrl] + [H]---------置換
[Ctrl] + [I]---------斜体
[Ctrl] + [k]---------ハイパーリンクを挿入する
[Ctrl] + [N]---------新規ブック
[Ctrl] + [O]---------ブックを開く
[Ctrl] + [P]---------印刷
[Ctrl] + [R]---------左のセルをコピー
[Ctrl] + [S]---------保存
[Ctrl] + [U]---------アンダーライン
[Ctrl] + [V]---------貼り付け
[Ctrl] + [W]---------閉じる
[Ctrl] + [X]---------切り取り
[Ctrl] + [Y]---------繰り返し
[Ctrl] + [Z]---------戻る
[Ctrl] + [:]---------現在時刻
[Ctrl] + [;]---------現在日付
[Ctrl] + [Home]------先頭に移動
[Ctrl] + [End]-------末尾に移動
[Ctrl] + [PageUp]----次のワークシート
[Ctrl] + [PageDown]--前のワークシート
マクロの実行はショートカットキーでやると早いと説明してきましたが,よく使うマクロはツールバーに登録することもできます。
市販の解説本にはこのことが結構早いページで出てきますが,個人的にはあまりお奨めしません。
理由は,他人には意味がわからなかったり,自分でのみ使うのであればマウスを使うよりはショートカットキーの方が早いからです。
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