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簡単!マクロ講座
第4回〜マクロは忠実〜
前回の続きです。まずもう一度復習しましょう。
練習A(先週と同じ)
@エクセルを起動し,A1のセルに「あああ」と文字を入力し,入力した文字(A1)を選択
Aメニューバーの[ツール]-[マクロ]-[新しいマクロの記録]を選ぶ
B「マクロの記録」の画面で[OK]をクリック
Cツールバーから「太字」を選びその次に色の変更を「赤色」を選ぶ
D「記録終了」の■ボタンをクリックして記録を終了
E文字が太字の赤字になり「macro1」が完成
うまくいかない場合は第3回をもう一度見てください。
次に,Aとよく似ていますが,同じブックの同じシートで次のようにやってみてください。
練習B
@B1のセルに「ううう」と文字を入力します。
Aメニューバーの[ツール]-[マクロ]-[新しいマクロの記録]を選びます。
B「マクロの記録」の画面で[OK]をクリックします。
CB1のセルをクリックします。
Dツールバーから「太字」を選びその次に色の変更を「赤色」を選びます。
E「記録終了」の■ボタンをクリックして記録を終了します。
F文字「ううう」が太字の赤字になり「macro2」が完成です。
さてここからが本題です。
B2のセルに「えええ」と入力し,B2のセルを選択し今作ったばかりの「macro2」を実行してみましょう。
どうでしたか?「えええ」が太字赤字になりましたか?なりませんねぇ???
では,「えええ」と入力してあるB2のセルを選択し,先ほど作った「macro1」を実行してみましょう。
どうでしたか?今度は「えええ」が太字赤字になりましよね。同じようにやっているのになぜでしょう??
たねあかしをすると,練習BはCでまず「B1のセルをクリック」してますよね。練習AはCですぐに「ツールバーから『太字』を選びその次に色の変更を『赤色』を選んで」います。
違いは,「B1のセルをクリックしているかいないか」にあります。マクロは人のやったことをそのまま教えてもらって,次に「やって」とお願い(マクロの実行)したらそのままをやってしまうのです。ですから,今回の例でいうと,うまくいかなかった練習B「macro2」の実行をしたら,B1の「ううう」を太字の赤字にしているのです。だから,B2の「えええ」はなにも変わらないわけです。
マクロって忠実ですね。
今回作ったマクロは次回使いますので,どこかに「testmacro」と保存しておいてください。
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